ネットデマ速報を検証!【パラオ国旗日の丸モチーフ説編】

パラオ国旗日の丸モチーフ説をデマとする一連のツイートを徹底検証!「デザイン段階で指摘」とはなんなのか、誘導的なレトリックを含むデマ警報の嘘を暴く。


脅迫じみた示唆をされてこちらが非公開になったあと、さらにマウンティングするかのように自分が正しいんだと主張しはじめた。あくまでデザイン段階の指摘をしただけなんだ、パラオ政府が日の丸を意識した可能性を無視しているわけではないんだと弁明している。

ネットデマ速報のパラオ国旗関連の一連のツイートに関して、Togetterのコメント欄で「恣意的で誘導的なレトリックが散りばめられている」と評したが、今回はその一連のツイートを並べて検証していく。









日の丸モチーフ説はデマだ(断定)


「日の丸をイメージしてデザインしたとされるデマがあります
デザインした人物へのインタビューで正式に否定されています。」


デマだと断定している。

しかもデザイナーが「正式に」否定したとまで言っている、これだといかにも国旗を制定した人たちが日の丸は意識していなかったような物言いだが、提示されたブログ記事を読むと、デザイナーとは言っても単に公募に応募しただけの人だと言うことがわかる、そこを説明せずにデザインした人物とだけ書くあたりが既に恣意的な誘導が始まっている事がわかる。(ネットデマ速報はこのパラオ関連以外のデマ検証でも、ソースを示しながらも内容と異なる解説をつけるという手法を使っている。)

「デザイナーが正式に否定しているから日の丸モチーフ説はデマだ」と一発目のツイートで言ってしまっている、だから冒頭に貼ったツイートは事実にそぐわない嘘の言い訳であることがわかる、ぶっちゃけここで証明終了だ。もう続ける必要すらないのだけど、せっかくなので検証を続ける。













公募の事はひた隠し


元駐日大使ウエキ・ミノル氏の新証言は実は重要だ、何故なら政府の立場を代弁する大使を務めていた有力者の証言だからだ、今まで日の丸モチーフ説は日本の保守派が流したデマだと思われていた、そこに新しく政府に近い立場の人が証言をしたのだ、本当は超重要な新証言のはずだ。

ところが、ネットデマ速報はデザインした人物の証言を一次情報だと言い張って否定しようとしている、国旗をデザインした人が否定しているのだから、他の人が何を言っても間違いだという論調だが、URLのブログを読めばたくさんの応募作品の中から選考委員会によって選出されたという事がわかる

国旗制定時という文脈でいうデザイン段階とは、選考委員会がそのデザインを選んだ時だ、つまり選考委員会でない発案者の意図はまったく無関係の個人的意見に過ぎないということだ。

ネットデマ速報は「公募に応募したくさんのデザインの中から選ばれた」という事実を意図的に隠し、デザイン段階(国旗制定時)には日の丸は意識されていなかったという印象操作を行っている。












なぜかバングラデシュを引き合いに


なぜかここでバングラデシュの国旗「は」日の丸モチーフですよと言い出す、パラオ国旗は違いますよと間接的に否定。印象操作的。


ネットデマ速報さんがリツイート

ここでリツイート!デマ話だと断定している、デマとはこうやって広がっていくんだという呟きを12000人のフォロワーにばらまく。一次ツイートだけを追っていくとこのリツイートが目に入る、順に読んできた素直な人はもうすっかり日の丸モチーフ説はデマだと思い込んでいるだろう。











大使館からのメールの説明には細工が施されていた

大使館にメールをして問い合わせをしていたと報告、ネットデマ速報のこういう行動力は高く評価されている部分なのだが、その報告と説明に意図的な加工が施されている。以下、上記画像のメールから引用して質問と回答を見比べていく。


ネットデマ速報の質問を抜粋して引用

元駐日大使ウエキ・ミノル閣下が「日本の国旗から取って青地に黄色とした」とご説明なさっていましたが、一方デザインを応募したJohn Blau Skebong氏はインタビューで「私はもちろん日の丸を知っているが、特別にそれを意識してデザインしたわけではない。日本は日本、パラオはパラオだ」とおっしゃっており、そうした事実を否定されております。

パラオの国旗は、日章旗(日の丸)を基にデザインされたのは事実でしょうか
② パラオの国旗の「丸」は何をモチーフにしたものでしょうか。また、位置が中心から少しずれている理由は何ですか?
ウエキ・ミノル閣下とJohn Blau Skebong氏の見解の相違の理由についてご説明ください



パラオ大使館の回答を抜粋して引用

パラオ政府に照会しましたが、詳細な説明は得られませんでした。デザインされた方の趣旨が国旗の採用にそのまま反映されたかどうか不明ですが、パラオ政府が国旗の意味として、「デザインは海を表すブルーを背景に中央からやや左寄りに満月を表す黄金色の円。平和と静寂、海と陸の豊穣を表している」と説明してしますので、そのように理解する他はないと思います。



大使館は「デザイナーの趣旨が反映されたかどうかは不明」と返答している、他の質問には全く触れず国旗のデザインを説明。デザイナーが正式に否定したと主張してきたのに、「不明です」と証言されてしまっている。

ところが、続く【解説】と銘打ったツイートでは、デザイナーの趣旨については不明としつつ、その後パラオの国旗の説明をしたという文章なのに、「日の丸モチーフ説には触れず」という一文を間に挟んで、さも日の丸モチーフ説を否定したかのような文章に仕立てている、確かに日の丸モチーフ説には触れてはいないから嘘ではないが、この場所に挟んだら大使館が日の丸モチーフ説を否定したかのような印象を受ける文章になってしまう。

デマ速が付け加えた一文を抜けば大使館の返答とほぼ同様だ、この後に「ウエキ・ミノル氏の日の丸モチーフ説については特に返答がありませんでした」と繋げれば全く違う印象になるはずだ、つまり、デマ速は意図的な加工を加え本来とは別の印象を与える文章に仕立て上げている

※質問メールの中では応募したことについて触れている、ツイート上で言わないのは勘違いではなく意図的だということがわかる。









パラオは屈指の親日国


さて、大問題のラストツイートだ。本来は全く必要のない文章だ、それが何故最後に追加されたかというと、デマ速の言いたいことが詰まっているからだ。

Aである以上Bである」という論理展開

Aであることが大前提の事実でなければならないが、実はここにレトリックが仕込まれている。Aの部分は「政府やデザイナー本人が日の丸モチーフ説を公式に認めていない以上」となっている、ぱっと見嘘は含まれていないが、政府(大使館)は言及を避けただけ、発案者の証言は公募に応募しただけなので実は国旗制定時の意図ではなく、大使館も発案者の意思が汲まれたかどうかは不明としている。

そしてなにより、日の丸モチーフ説を名言したウエキ・ミノル氏の証言をまったくなかった事にしている(判明した事実からデマを検証するという行為ではなくなっている)、それなのに「認めていない」としている。確かに認めて「は」いない、嘘ではないが表現として適切ではない、「認めない」という言葉は否定語でもあるからだ。

そこまでして彼が何を言いたかったのかというのが「Bである」の部分、「他国の事を日本人があれこれ決めつけるな」と言いたいのだ。ここが大嘘、日本人が決めつけているのではなく、パラオの人がそう言っているのだ。

そして最後、大貫氏が指摘した問題の表現「パラオが屈指の親日国である事に疑いはありません」と締める。これは「今が親日国なのだからいいじゃないか」と親日という言葉をつかって感情的に訴えているのだ

デマ検証という事実確認のみが重視される作業において、感情に訴える必要などあるはずがない、事実を並べて見せたら誰しもが納得するはずだ。



尚この言葉については上記したまとめコメント欄にデマ速本人が書き込み言い訳をしている。

ネットデマ速報コメント1サムネイル版
Togetterまとめコメント欄より(画像クリックで該当コメントへ)

反日レッテルを回避するためだと白状している














シモダ証言


突然新証言を持ち込む人が現れた、1994年当時にパラオの有力者二人(北のハイチーフ ルクライ氏と、南のハイチーフ アイビドール氏)にインタビューした際、両氏は日の丸モチーフ説を名言していた、パラオ人の多くが日の丸モチーフだと思っているという。

いったいどんな人なのかと公開されてるブログを見に行ったら、サーファーでカメラマン、パラオに何度も足を運び撮った写真を掲載している、両陛下ご訪問の際も現地にいたそうだ。この人もデマ速の記事はデマ決めつけと読み、日本人が勝手に言っていることではないと訴えた。





シモダ証言に対するデマ速の返答の一部がこれだ、デザイン段階のみの指摘だと嘘の言い訳をし、そして「あれこれ探るのは不適切」とわけのわからない事を言っている

大使館に探りのメール送ってたお前が言うな

それ以前に「パラオ人が言ってるんだよ」と突っ込みを入れられているのだから切り返しになっていない、結局のところネットデマ速報が何をやったのかというと、公募に応募した発案者の証言のみの一点突破で全てをデマ扱いしようとしたということだ。






結局「諸説ある」としか言えない

  • 公募に応募した人は日の丸を意識していなかった
  • 大使館はその意図が反映されたかは不明としている
  • 元駐日大使は日の丸モチーフ説を名言
  • パラオ政府は言及を避けている

事実だけを並べれば「諸説あって断定することはできない」というほかないだろう。

しかし、パラオの有力者が日の丸モチーフ説を名言し、パラオ国民の多くもそう思っている。公式見解ではなくとも俗説として日の丸モチーフ説をパラオ国民が信じているのだから、日本人がわざわざそれをデマ扱いする必要はまったくないと言えるだろう。

長くなったがこれで終わり。
嘘をつくのは低コスト、嘘を検証するのは高コスト。








おまけ1


ネットデマ速報は最後のツイートの画像引用元を個人ブログとしているが


恐らくこの画像の出元はここらへんだ、写真の説明には「代表撮影」とあるから、日本のメディアの代表メラマンが撮ったもの(?)を、各マスコミで共同で使っているという感じだろうか、著作権を厳密に守っていると主張するならば、著作権者に許可をとった上で正しい著作権表記と出典を明記するべきではないだろうか。

「著作権とかよくわからないし怒られたら削除しまーす」といったスタンスを主張していたならば、著作権云々でとやかく言われる事もないだろう。しかし彼は自分は法に則った正しいやり方をしているのだと主張している、もしその解釈に間違いがあったとしたら12000人のフォロワーに対して間違った情報を(デマを)ばら撒いたことになる。










おまけ2

気づいてた人もいるかもしれないが、実は最初のツイートだけデマ報告用アカウントのものだ、中の人アカウントからは削除されていたからだ

消してた3
NAVERまとめより(画像クリックで該当ページへ)

ツイートが削除されてもツイッター機能で引用されたものはこうやって残る、ツイッター公式の機能なので日時表示の部分をクリックすれば元のツイートが表示される仕掛けになっているのだが、ここをクリックすると・・・


消してた
ネットデマ削除されてた速報

ほらね、やっぱり削除されてましたね、こっそり削除しても、こうやって削除したことがバレてしまうという。

ネットデマ速報は「ツイートが削除されたから」「アカウントが削除されたから」という根拠でデマと結論付けをしたり、わかりもしない犯人の目的まで推測してしまったりしているが、それならこの削除行為をもって「ネットデマ速報はデマを流していた」とされても文句を言えないのではないだろうか、もっと言えば「反日思想があるから、日本人に日本とパラオの絆に疑問を抱かせる目的」のようなものがあったのではないかと推測をされても仕方ないではないか。彼にそれを否定する資格はないと言える、ブーメラン。

デマ断定しているツイートを証拠隠滅したかったのだろう、そのせいで中の人アカウントのパラオ国旗の記述ツイートはいきなり【解説】からはじまって辻褄が合わなくなってしまっている、デマj報告アカウントの方で残っているのは矛盾が起きることに気がついたか、単に消し忘れたかのどっちかだろう。

都合悪いからってこっそり消すなよ・・・

ちなみに、NAVERまとめなどにはこうやって一部分だけ切り取られて日の丸モチーフ説はデマだと断定されてしまっている(ネトウヨが流したデマだ!などというまとめ方をされたりしている現実がある)、リツイートも同じように表面だけが断片化され拡散される。

デマだ!とばら撒いたせいで多くの人がそれを信じてしまっている、都合がわるいからと後からこっそり削除したところで、信じられてしまった嘘は修正されない、間違っていたので削除しましたと報告しなければならないはずだ、間違いを訂正した記事を新たに掲載することも必要だろう。

それが出来ない人間のデマ検証が信用できるはずもない



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