「これならいける」と摩耶が言ったから12月22日は機銃記念日 艦これアップデート雑感

艦隊これくしょん12月22日のアップデートでこれまでの方向性を覆す大きな変更があった。ネガティブな意見を含む記事なのでお嫌な方はブラウザバックしてください。





今までは消耗品しか積めなかった補強増設スロットに機銃とバルジが装備できるようになった、課金をしてもゲーム性自体は大きく変わらないというこれまでの艦これの方向性を捨てたとも言える変更、最初の感想は「艦これ終わったかも」だった。







補強増設:機銃&バルジが装備可能に

特殊機銃対空カットインが大幅強化

機銃記念日 摩耶鬼怒

摩耶改二は秋月型よりも強い対空カットインをしつつ弾着観測射撃を決める唯一無二のモンスターになった、報酬で補強増設をもらったら最優先で使いたい。以前も対空CIをしつつ弾着という動作は出来たものの、対空CIが汎用のものになり火力を得る代わりに対空CIを下げるトレードオフだった。

鬼怒改二は軽巡で3スロットのため以前は強力な固有CIを使おうとすると1スロットしか余らず上手い使い所がなかなか見つからなかったが、対空CIを決めつつ弾着観測射撃をこなす軽巡のエースクラスに成長、先制雷撃が出来る阿武隈改二と比べても見劣りしない。秋月型のCIよりは弱いので秋月型を出し惜しみしたくなるイベント海域の輸送艦隊MAPで対空の要になりそう。

『これならいける』

そりゃいけるでしょうよ、あんたすげーよ。





機銃記念日 皐月Верный

皐月改二、こちらは元から効果は薄いものの特殊機銃ひとつで対空CIが出来たが、さらにいろいろやれる事が増えた、ダイハツで輸送量を上げつつ先制対潜を決め対空CIまでやっちゃうとか、魚雷カットインしちゃうとか。かわいいね。

Верныйはなんだかよくわからない方向にモンスター化した気がする、どう評価していいのかわからん。





他の艦娘も特殊艦ほどではないが強化

機銃記念日 Bofors-バルジ

Boforsスゲー、特殊スキルなくてもこれ載せるだけで充分強そう。バルジはもともと対空が高い戦艦や空母をさらに頑丈にするのが良いだろうか。

改修機銃は夜戦での補正はつかないものの昼戦では火力と雷撃が強化される、MAXで「火力+3.16」「雷撃+3.76」。雷撃する機会の多い雷巡、阿武隈、水上機母艦につけるのも良さそうだし、砲撃戦で火力を発揮してほしい重巡にもよさそう。

合わせて大型バルジの改修とその改修更新も実装されたが未知数、このタイミングで無意味な実装はしないだろうから装甲値とか上がりそう、回避も上がってくれると嬉しいなぁ(願望)、ただ要求装備が完全にエンドコンテンツ、やばい。













強化は喜ばしいが不安要素も増えた

マネーイズパワー

出撃メンバー全員に一個500円の補強増設を使用して3000円、開いた増設スロットに機銃なりバルジなりを積むだけで艦隊の戦力がワンランクアップする。その行程にはなんのゲーム性も介在しない。

このゲーム性が介在しないっていうところがすごく重要なんですよ、ゲームの面白さがどこにあるのかというと、アクションゲームなら練習して上達して勝てなかった相手に勝てるようになるっていうところだ。

つまりプレイヤーの腕前や戦略によって結果が左右されるところがゲームの面白さの核、「500円払ったから勝てるようになりました」では全く面白くないし、それはもうゲームではない別のなにかなんだよね。


オレが積もう…!
ヒジの高さまで

福本伸行『銀と金』森田鉄雄の名台詞


『銀と金』の森田鉄雄がポーカー勝負の際に放った名台詞だ、いったい何をヒジの高さまで積むかといえば、もちろん現金だ。福本伸行といえば賭博漫画で有名だが『銀と金』もご多分に漏れない、賭博には資金の多寡が勝敗を左右するものもある。

マネーイズパワーを地で行くのが賭博の世界、賭博もゲームと言えばゲームなんだけど、そんな世界の流儀をコンピューターゲームに持ち込まれるのは勘弁願いたいところだ。将棋の勝敗を腕相撲で決めるようなものだろう、腕相撲で勝って誇れるのは将棋の腕前ではなく腕力だ。

同じ条件同じルールで競い合う実力勝負だからゲームは成立する、お金持ちのサッカーチームは12人出場できるなんて事になったりしたら「そんなのサッカーじゃない」ってなるだろう、お金の力でやっていいのは良い選手を集めてより良い環境で練習や生活をしてもらって力を発揮してもらうってところまでだよな。

まぁ、「そこまでか?」と言われれば流石にそこまでではないだろう、しかしそっち方面に一歩踏み出したくらいの事は言えるだろう、そこで立ち止まるのかそれともさらに進んでいくのか・・・。

承認欲求を満たすためにお金を湯水の如く注ぎ込む一部のソシャゲみたいにならないでもらいたいというのがこの記事で一番言いたい事だ。











攻略法はこれまで通り共有できるだろうか

一応イベント海域や任務の報酬として補強増設は配られてはいるが実装からすべて獲得してきていても17個という希少品(合ってる?)、メインの入手先はやっぱりアイテム屋ということになる。

たとえば難しいイベント海域をクリアできなかったとして、今までは「練度が足りなかったね」とか「もっと資源を貯めておけばよかったね」とか言ってたところが、これからは「補強増設買わないのが悪い」なんて言うようになるかもしれない、わりとうんざりする妄想だろう。

艦これも基本無料ゲームであるからには課金要素がある、課金したらその分だけ得をしなきゃ誰もお金を払わない、でもこれまでの課金要素はゲーム性には直結しなかった。

「改二改装に必要な設計図が課金でしか手に入らない」みたいな事はしてこなかった、艦これが長く人気を保っていられたのは課金の有無で極端にゲーム性が変わることがなく多くの人が安心して遊べたからだろうし、最近のネトゲらしからぬさじ加減は方々で高い評価を得ていたはずだ。

そのへんはわりと明確にポリシーがあって調整していたフシがあった、ケッコンしてもネジで改修しても基本的にやれることは変わらない、だから課金する人しない人の間でも攻略法は共有できた、だがこれからはちょっと事情が変わってくるかも知れない。

先に紹介した機銃カットイン艦は早速必須要素扱いだし、Boforsや改修機銃のステータス増加は正直なところ無視できないだろう、機銃とバルジだけならまだいい、でもこれから拡張されていく可能性があることを考えるとどうしても不安視せざるを得ない。

「そこまでやっちゃうの?これ以上は勘弁してよね」ってかんじ。












各所で絶賛されていた課金システム

機銃記念日 ケッコン艦レベルソート

無課金厨だと思われるかもしれないが、ケッコン艦74、結構課金してる。

所謂無課金厨が「タダで遊ばせてくれないのは悪だ!」みたいな事を言ってるわけじゃあないんです、正当なプレイ料金は払うのが当たり前だと思ってる、払った結果が12人サッカーみたいなインチキにならなきゃいいんですよ。

まぁ、そういう要素がないわけじゃあないんだが、艦これの場合はそれが必須じゃない。




課金アイテムをざっくり分類すると

A:プレイ料金的な課金アイテム
  • 母港枠拡張
  • ドック増設セット
  • 飛行場設営隊
  • 特注家具職人
  • 書類一式&指輪
B:時間節約や準備不足を補う課金アイテム
  • 各種資源
  • 高速修復材
  • 間宮
  • 伊良湖
  • 改修資材(?)
C:難易度調整用課金アイテム
  • 応急修理要員
  • 応急修理女神
  • 戦闘糧食(?)
  • 洋上補給(?)
  • 補強増設
異論は認める。本来区別のないものを無理やり区別するのがそもそも無理があるし、自分的にはこんなかんじの基準で見てるってだけ。

本当に無料のまま不足なく遊べるなら誰も課金しない、最初は無料で遊べて気に入ったらお金を払って続きを遊んでくださいねっていう仕組みになってる。

これだけなら他の基本無料ゲーと変わらないのだが、艦これが異質なのは完全無課金でもやれることは大きく変わらないってところ、課金しないと手に入らない艦娘はいないし、装備も手に入る、毎日こつこつやっていれば資源は貯まるし、レベルも99という高水準まであげられるから高難度海域もクリアできる、これがすごい。


で、本題のC:難易度調整アイテム
ここが12人サッカー的なアレ、『銀と金』でお金を余計に払えばツモり直しも出来るっていう特殊な麻雀が登場したが、要するにソレ。艦これの良いところはここらへんのアイテムが必須じゃないところだろう。

通常なら大破してしまえばそこでゲームオーバー扱いなところを、お金を余計に払うことでゲームオーバーを回避しそのまま進むことが出来る、正にマネーイズパワーを地で行くのがダメコンと女神だが、これらを使わずにクリアできるという前提でゲームバランスが調整されているため、時間が取れなかったり準備が出来なかった人のためのジョーカー的な位置づけになってる。

そんなジョーカー的アイテムであるダメコンも貴重な装備スロットとひとつ専有してしまうというデメリットがあった、そのデメリットを埋めるために登場したのが補強増設というわけだ、ダメコンを使いやすくして売上を上げようっていう意図があったんだろう、ところがその補強増設自体に問題があった。










間口にハードルを立てるようなもの

報酬配布された補強増設をひとつも使わずにおいてる人が多かった、筆者ももらった補強増設を死蔵してたくちだ。

ダメコンを使う人が増えたとは聞かない。それどころか「ダメコンは補強増設スロットに入れて使うもの」っていう風潮が出来て逆に減ってた可能性も考えられる。

補強増設がまるまる残ってるのがダメコン未使用クリアの証みたいになってたし、それは逆に言えば補強増設スロットがダメコン使用者の烙印ということだ、そりゃ死蔵する人も多くなるってものだ。

キャラ絵に被るように黒穴が開くのもマイナスだった、ちょっと使ってみようかなって感じでつかって一生戻せない黒穴が開くんだもの、無理じゃん。編成画面で穴のないカードを見られるっていうけど改装画面で穴が開いてるのを見たらイラっとするじゃんよ。

機銃記念日 UI

こんな感じにはできなかったのだろうか。



「消耗品を使いたいならまず500円払え」
これがまず意味不明なところでね、間口を広くするべきところを逆にハードルを立てたようなものだよな。

入場料が無料で気軽にプレイ出来るのが基本無料ゲームの利点なはずなのに、わざわざ入場料を取るようなことをして間口を狭める理由がわからない。

「課金コーナーへの入場料は500円です^^」って言われてわざわざ500円払って入場したいって思う?、「中でもお金払うのに入場するのにもお金かかるの?」ってなるじゃんよ。月額課金ゲームなのにガチャ要素を最強にしてぶっ壊れた某ゲームのような話だ。

無料で消耗品スロットを追加しとけば「とりあえずダメコン載せとくか」ってかんじで使う人も増えただろうし、機銃バルジを装備可にしても全ユーザーに支持されたのではなかろうか。











大丈夫?迷走してない?

艦これの方針転換は実のところ速吸と補強増設が実装された15夏あたりから徐々に始まってたんじゃないかと思ってる、露骨に収益アップ目的な新要素だったよね、速吸なんかもう課金の申し子みたいな存在だもの。

「自分の準備が足りなかったんだからしょうがないな」って資源やダメコンを購入してたのがそれまでの艦これだったのに、「準備万端でもまず金を払え」っていう新要素をぶち込んできた。

「準備をしっかりしておけば特別お金をかけずとも遊べるよ」ってのが艦これが高評価されてきたところだったのになぁ・・・。

それでいて今度は補強増設がこれだからな、言いたくもなるってものでしょう。


もしかして迷走してない?
速吸の洋上補給も最初は艦隊の状況で自動発動してたのが、使いにくいっていうユーザーの要望からボス前で選択式で使えるようになったし、今回の補強増設も「せっかく課金したのにダメコン使わない時は無駄になってるのがもったいない」っていう要望を汲み取ったものだよね。

ユーザーの意見を汲み取るというのは確かに重要なことではあるだろう、しかしその結果良かった部分を潰す事になってしまったら元も子もない、「俺たちの作品はこうだ!」っていうポリシーだけは最低限曲げないでもらいたい。

最近の艦これのアップデートは素直に喜べないものが多くて困る、「このゲームどこに向かってるんだろう」ってなる事が多いんだよなぁ、頼むよほんと。




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