初音ミクによろしく



ひたすらかわいい
NHKの子供向け番組あたりですっと流されても違和感ないんじゃない?





さて、本題

ここしばらく扱ってきたVOCALOID
なにかがおかしい、ずっと考えてて気がついたことがある

出来が良過ぎる

しばらく前は、同人活動的なレベルだったように思えたんだよね
言葉悪く言えば素人レベルで玉石混淆
そんな中から気に入るものを探し出す、そういう楽しみ方をしていたはずだ
それがどうも最近は様子が違う
何気にクリックして再生した動画が軒並み素晴らしい出来栄え




前回の記事で触れたバーチャルアイドル伊達杏子の話を思い出して欲しい



この動画の中で気になる一節がある
「杏子のCG書いてた人が初音ミクの動画を作ってる」
ブログ記事用の伊達杏子画像を探していたとき偶然CG製作者のサイトに行き着いた

特殊映像研究会
本当に伊達杏子を作った人が初音ミクの動画を作ってた

konkon.jpg
そのサイトに載ってた彼のプロフィールがこれ
DK96(伊達杏子)を製作とある、本当に作った人らしい
読み進めていくと・・・

映画ファイナルファンタジーキャラクター製作
ファイナルファンタジーX、XI

なんかスゴすぎるんですけどwwwww
本物のプロじゃんwwwwww

もう初音ミクはプロが何食わぬ顔して参加してんだな
気になる人はニコニコ動画で「くるくる堂」で検索してみるといい
「本気でCG作ってんじゃねえよwww」と突っ込みを入れたくなるはずだ



なんでそんな事になった?
アーティストにとって自分の才能は飯のタネのはずだ
作った楽曲や映像を著作権フリーの海に投げ出すなんて一昔前なら考えられない事だ
「売れる、儲かるとなったらそれが当たり前になるよね」とは前々回書いた事だが
本当にそうなって来てるって事だよな






どうして初音ミクはこんなムーブメントを起こしたか


誰も初音ミクを大事に扱わなかった


粗末に扱うって言う事じゃないよ、製作元が初音ミクを自由に使ってくれと
最初っから商用以外の二次利用を認めちゃってる
作った楽曲も動画も勝手にアップしていいしキャラクターイラストも自由に使っていい

元はYAMAHAの音楽作成ツールだ
楽器は売る、しかしその楽器で作った曲は誰にも聞かせるな、そんな馬鹿な話はない
メーカーは初音ミクを楽器として扱った
とびきりいい音の出る見た目もクールな楽器を世に送り出した



ユーザーが想像で補完できるようにと
初音ミクののデザインや設定は必要最低限だしイラストも少ない
細かい設定なんか決めないよ、思ったように勝手に作っていいとユーザーに丸投げした

普通はイメージを大事する
イメージが崩れたとファンが激怒して祭りになるなんてよくある話だ
かんなぎ騒動なんてのもあったよなあ
アイドルなんか企画物だ、言っていいこと悪いこと、全部決められてる




誰一人として初音ミクを大事に扱わなかった、どんな曲だって彼女に歌わせた
ポップだろうがロックだろうが、とにかく何でも歌わせた
中にはアウトスレスレの下品な代物だってある
聴き手はなんだって聴いたし受け入れられた


気がつけば数万曲


初音ミクは怪物コンテンツに成長した
検索ボックスに初音ミクと打ち込むだけで
何時間かけても全部は見られない圧倒的な数のコンテンツ

そうなったら世間がほっとかない、しょーもないTV番組を見せられるよりも
自分に合う初音ミクを探すほうがよほど楽しいんだから、もう誰も無視できない


著作権を行使しない、それが功を奏したわけだ
インターネットの普及に伴い書籍やCDは売れなくなったという
もう著作権を大事に大事に扱って金を払わなきゃ見せない
そんな時代じゃなくなってる来てる










世界中で大ヒットしたという失恋ソング
このゴティエさん高校生のときに日本にホームステイ留学していたらしく
日本語ペラペラの親日家である、ユニクロをかっこよく着こなしていた(笑)

とあるテレビ番組でこの曲が紹介されたとき
CDだって売れてるのにまず動画再生回数が取り上げられた
公式動画を動画サイトにアップするのが当たり前になってる

好きなときに好きなだけ聴いてくれ、気に入った人だけCDを買ってくれたらいい
お金払ってTVやラジオでCM流すより、ネットで自由に聴いてもらったほうがいい
タダでばら撒いたほうが宣伝効果が高いってもうみんな気づいてる
売り物なんだからと大事に扱わない、いい物はばら撒いたって売れるし金になる

ネトゲプレイヤーならもっと身近にわかることだよな
”ゲームソフトはタダで手に入るもの”
とりあえずダウンロードして無料期間をお試しで遊んでみて
気に入ったらお金を払って遊び続ける
「FF14?まず遊ばせろ、先に金取るってどういうことだ」







初音ミクが世界を変えたのかなんなのか
とうとう漫画業界にもその波が来た


ブラックジャックによろしく」が
著作権フリーになる



人気漫画家、佐藤秀峰が
自らの著作「ブラックジャックによろしく」の二次利用を自由化するという

作品自体の二次利用も許可するらしい
初音ミクですらそんな事してないんですよあくまで二次創作物を非営利に限りの許可だ
ソフトは買ってくださいね~商用利用したいときは許可とってくださいね~てことだ

勝手に映画化してもアニメ化してもいいし
コミックス化して売っててもいい
ダウンロードしたものを拡散してもいい

(利用規約はあるらしい)

どうなるんだか検討もつかない、ダウンロード違法化が始まる直前にこれだ
確信犯、この男狙ってやってるとしか思えない


自由化Xデーは9月15日だが
漫画onWEB上では既に全話無料で公開されている


一巻は無料でダウンロード出来るし
二巻以降もダウンロードは出来ないが無料で読めるようになっている
結果どうなってるかって

bjy-horz.jpg
無料で読める「ブラックジャックによろしく」が読まれているランキングを独占
自由化されない続編の「新ブラックジャックによろしく」が販売数ランキングを独占
続編は9巻までだが10位には同作者の作品がランクイン

佐藤秀峰の独壇場


コミックス全巻持ってるけどせっかくだからと読みに行ってみた
本当に無料で全巻読めた、久しぶりに読んだらやっぱり泣いた
面白いんだよ、今映画公開されてる海猿の作者だったりするしな
未読の人は読んでみるといい、間違いなく面白い

この作者、相当な偏屈者な印象がある
「ブラックジャックによろしく」の出版社であった講談社と喧嘩したらしく
続編の「新」は小学館から出てるんだぜ、ブラックジャックなのに小学館(笑)
講談社から出してたコミックスをフリーにしようってんだから
「実験だ」とは言ってるが、よっぽど講談社嫌いなんだな・・・




9月15日、何が起きるか検討もつかない
歴史が動いた的な日になるかもしれない



コメント

コメントの投稿


スポンサードリンク